【地名の由来】吉祥寺に、吉祥寺というお寺はない!地名の由来を解説

先日、紫陽花を見に井の頭公園に行きました。

「たぶん吉祥寺っていうのだから、地名の由来になったお寺があるんだろう。ちょっと参拝しにいってみよう。」

そう思って調べたところ、同名の寺院は周辺にありません。

吉祥寺に、同名の寺はない!?

Wikipediaを見ると、”当地に吉祥寺という名の寺院が所在したことはない。“とあります。

「じゃあ、どっから吉祥寺という地名がついたんだ!?」というと、かつて駿河台にあった諏訪山吉祥寺(現在は文京区本駒込に移転)の門前町に住んでいた人たちが、ここに移住してきたのだそうです。

吉祥寺の地名の由来

「明暦の大火」とよばれる大規模な火災で吉祥寺門前町の人々は住む場所と農地を失いました。幕府は、現在の武蔵野市東部を代わりの土地として与え、人々を住まわせたのです。

かつては水利が悪くほとんど無人だった武蔵野台地でしたが、前年に水道(玉川上水)が開通したのも相まって、人々の手により新田開墾が進められました。

1664年、代官による検地が行われ、村が成立します。吉祥寺に愛着を持っていた住人たちにより、村は吉祥寺村と名付けられました。

まとめ

かつて「江戸」というと、山手線の内側のみで外側は郊外でした。住民としては未開地への引っ越しを余儀なくされた、江戸っ子としてのプライドを残さなければ!という強い気持ちがあったのかもしれませんね。今度、本駒込の吉祥寺に行ってみようと思います。