12/8まで!これだけは知っておきたい大嘗宮について

2019年11月14日〜15日にかけてとりおこなわれた「大嘗宮の儀」の舞台、大嘗宮が12/8まで一般公開されています!

今日行ってきましたが、すごいですね!!
伊勢神宮が東京に突然できたような厳かなフンイキ!!!
でも、人もすごい!!!

今回は、大嘗宮ってそもそも何なの?というキホンから、最低3つ抑えておけば大丈夫な主要3殿をご紹介します。

大嘗宮(だいじょうきゅう)とは

即位に伴う宮中行事「大嘗祭」(だいじょうさい)のなかでも、メインの儀式の一つ「大嘗宮の儀」が行われた仮設のお宮で、複数の施設から構成されています。

ちなみに儀式は11/14-15に行われました。

ちょっと話がそれますが、10月に「即位礼正殿の儀」(そくいれい せいでんのぎ)がありましたね。メディアで安倍首相が寿詞を述べている様子をご覧になった方も多いでしょう。

第126代天皇徳仁の即位礼正殿の儀。安倍晋三内閣総理大臣が寿詞を述べている。10月22日挙行。Wikipediaより

「即位礼正殿の儀」は、国内外に天皇陛下が即位したことを宣言する儀式他国でいえば「即位式」とか「戴冠式」といったところ。

ですが、ここが非常に日本らしいところでで、即位に伴う一連の儀礼はこれで終わりではなく、重要な宮中行事があるのです。

それが「大嘗祭」(だいじょうさい)。

大嘗祭(だいじょうさい)とは

天皇が即位した年に行われる、一世一代の「新嘗祭」(にいなめさい)が「大嘗祭」

国家と国民のために、五穀豊穣の感謝を申し上げ、また祈念する行事です。

「新嘗祭」(にいなめさい)は、毎年11月23日、天皇陛下が神様にその年の五穀豊穣の感謝を申し上げ、収穫された稲を奉納したのちに、自らもいただく行事。

聞きなれないお祭りですが、実は違う表現で祝日としてカレンダーにも書いてあります。

「勤労感謝の日」。勤労感謝の元々の意味は、稲作による豊穣の感謝なのです。

また、昔であれば新嘗祭が終わってから新米を食せるのが習わしでした。
「新嘗祭」は、言うなれば新米解禁日

それの即位バージョンが、「大嘗祭」(だいじょうさい)というわけです。

大嘗宮の主要建物

「大嘗宮の儀」が行われた仮設のお宮・大嘗宮(だいじょうきゅう)

複数の建物で構成されており、いきなりいってもよくわからないまま混雑で通り過ぎてしまいます!

なのでここだけは!という主要3つと、余裕があったらここも見て!という2つを紹介します。

宮内庁が公開している、こちらのPDFと合わせて参考にしていただければ幸いです。

大嘗宮について 大嘗宮平面図 – 宮内庁

①主基殿(すきでん)

正面左側の一際大きいな建物。屋根の両端にV字にクロスされた「千木」(ちぎ)があるのがトレードマーク。

天皇陛下が後述②の悠紀殿(ゆきでん)で祭祀をおこなったあと、同様の祭祀をここでも行いました。

見学は正面手前から入るので、主基殿を見るには左の脇道に入って少し進むと一番近くで見れます。

②悠紀殿(ゆきでん)

正面右側の一際大きいな建物で、①主基殿(すきでん)と同様にV字の千木があります。

天皇陛下が祭祀を行いました。

近くで見るには、一通り見終わって広場にでたあと、右手の「この先行き止まりです」と書かれた看板を進み、ぐるっと裏に回りこみます。

③迴立殿(かいりゅうでん)

正面一番奥の大きな建物。

天皇・皇后両陛下が儀礼に先立ち、湯浴みで身を清めたり、お召し替えをしたところです。

左の脇道を進み、広場にでたところで近くで見えます。

以上3つが主要な建物。ここだけ見ておけばバッチリ!

しかも、大半の人は正門の鳥居を撮りたいばかりに正面が激混みなのですが、この主要な3つは左の脇道に入ってから近くで見れるので、さほど混雑してなかったです。

②悠紀殿(ゆきでん)に関しては裏に回らないといけないので、気づいてない人も多かったです。

次3つは、正面にある建物なので、余裕があれば近くで見てみてください。

④小忌幄舎(おいみあくしゃ)

皇族の方々が参列し、祭祀の間見守られる施設。「大嘗宮の儀」の際は天幕で覆っていました。

悠紀殿(右)側に男性皇族、主基殿(左)側に女性皇族が上がられました。

⑤膳屋(かしわや)

正面両端にある「膳屋」(かしわや)は、神前に供える食事を調理する仮設キッチン。

表の壁一面にはスダジイの小枝が掛けられています。「椎の和恵」(しいのわえ)、「和恵差」(わえさし)という飾りです。

おまけ:江戸城天守跡(石垣)

大嘗宮を見たら、江戸城天守の石垣もぜひチェック。ちなみに大嘗宮は、江戸城本丸跡の上に建てられています。

おすすめの時間

入場は坂下門からで、9時-15時。

後ろの時間のほうがおすすめです。13時半~14時くらい。

朝一番に行ってゆっくり見たいという人が多いと思うので、僕はあえて坂下門に14時に行きました。

乾通りの紅葉を見てから西桔橋を右折して渡り、大嘗宮に向かうルート。

西桔橋で警備員さんが「待ち時間80分」と掲げていましたが、そこまで待った感覚はありません。西桔橋から大嘗宮まで少し距離がありますし、正面にくるまで30分前後だったと思います。

ご参考までに。

蛇足:大嘗宮は公開後どうなるの?

公園施設や防災土木などの用途で出来る限り再利用する方針。

前回は使用した木材のほとんどが古例にならい、焼却処分されたそうですが、今回は特に国民への理解と環境への配慮を意識されたようです。

古例からの変更に否定的な意見もありますが、個人的には、守るべきものは守りつつ、時代の価値観に合わせたこの変更はいいんじゃないかなあと思ったり。

神宮遷宮の際には、廃材は全国の神社に譲渡され、建物の修復などに再利用される例もあるので。